虫愛づる姫君
以前は重視していなかった過去世リーディングについての考えを、変えるきっかけを作ってくれたのは、虫愛づる姫君でした。
長期のお休み中に、是非にと依頼を受け、「大した悩みではないので」ということで気楽にお受けしました。
依頼してくださったのは、ご本人の親御さんで、たわいのない子供らしい悩みとのこと…
して、その悩みとは、「私は動物だった過去世がありますか?」
動物としての転生がある人は、多分とても少なくて、ただ、私自身、太古の昔、恐竜だった記憶があったりするので、どうだかな。。。
とにかくご依頼なので、情報を念入りにチェックしてみましたが、動物だった時の転生は見当たりませんでした。
それを告げると、ものすごく安堵された様子で、実は虫が大嫌いなのに、虫がたくさん寄ってくるので、前世は虫だったのかもしれない、と悩んでいたとのことでした。
この話を聞いて、ギョッとして、慌ててお話を制し、リーディングに戻りました。
というのも、リーディングに入った途端、虫が大好きでたくさん飼っていた、ヨーロッパの貴族と思しき少女の絵が見えていたからです。
動物の前世を探すのに、これは関係ないわ、と即スルーしたのですが、これがまさに必要な情報だったのです。
少女の家は貴族かブルジョワ、大きな庭、というよりは規模の大きな公園のような敷地を持ったお屋敷で、虫が大好きだった少女は、さまざまな種類の虫を採集してただ飼うだけでなく、とても可愛がっていました。
父親が横暴かつ無慈悲で、娘が自室を虫部屋にしていることに腹を立て、ある日、全ての虫たちを火にくべてしまいました。
少女にとって、どれほど過酷な痛みだったでしょうか?
大嫌いで恐ろしかったのは、本当は虫自体ではなく、虫にまつわる別の転生の二度と経験したくなかった痛みや苦しみだったのです。
さらに今回も、父親として選んだのは、横暴かつ無慈悲なタイプ。乗り越えるべき課題として、今生に持っていらしたのでしょう。
ということで、たわいがないどころではなく、本質的な課題や人生を深掘りできる、大変有意義な機会になりました。
それまでは過去生を読まなくても、課題など重要なモチーフは、幼少期を振り返ればわかるから、と思って重要視しなかったのですが、考えを変えさせられました。
そして過去生リーディングをきっかけに、エネルギーの法則なども分かりやすくご説明できたことも、手応えがありました。
好きも嫌いも同じエネルギーの端と端です。
大嫌いだとしたら、大好きと同じほど、相手にフォーカスしていることになります。
大嫌いな虫が、大挙してやってくるわけです(^^;)
来月、あるいはもうちょっと先になるかもしれませんが、過去生リーディングの受付を始めます。
よろしければ、ご用命くださいませ。
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