緑という贅沢 京の庭園
飛行機のマイルをドブに捨てるのが惜しい余り、引っ越したばかりで、全く旅行気分ではないのを押し切って、京都に行ってきました。
え?京都なら新幹線でしょ?
いえいえ、飛行機を偏愛しているLとしては、京都なら伊丹経由です。
実は去年の秋、コロナで溜まりに溜まったマイルの消化で伊丹往復のチケットをゲットして京都旅行を企てたところが、直前に肺に穴が開き、大したことではなかったので旅行はできても、飛行機に乗るのを諦めた経緯がありました。
当時、天候が不安定で、衣類をどうしたら良いかとリーディングしてみたら、厚手のワンピースを着ていたのはとても参考になったものの、リーディングでは奇妙なことに新幹線に乗っていました。
変だなあ、あたしは飛行機で行くのよ、とその時は不思議でしたが、自然気胸になり、この絵が正確だったことが判明しました。
とにかくそんなわけで、今回、期限ギリギリになった航空券をチャラにしないための旅行となったわけです。
伊丹なら大阪に滞在すれば良いのですが、そこはやっぱり京都になっちゃうんだな。。。
とはいえ、行きたいというモチベーションが薄く、疲れ果てていたため、初日はホテルのお部屋のお風呂が快適だったのを幸い、ゆっくりお風呂に浸かり、自宅のレインシャワーは水圧不足で悪くはなくてもイマイチなのが、こちらのはど迫力な水圧でシャワーも堪能…
一泊しかしないのに、あまりに気持ちよくて、3回もお風呂に入ってしまいました(--;)
引っ越し後は忙しすぎる日々で、シャワーで済ませることが殆どだったため、ゆっくりバスタブに身を沈めると、全身全霊がご満悦です。
それでも、大浴場でもなく温泉でもない部屋風呂に浸かりに京都まで来て?と苦笑するようでした。
翌日は市内のあちこちに避難指示が出るほどの豪雨でしたが、ホテルを移動するだけだったので、さして影響もなく、おまけに次のホテルの車寄せで降りたところが雨が止んだのを、運転手さんが呆れて笑っていました。
確かに半端でない雨の降り方だったので、途中風光明媚で知られる鴨川の橋を渡る際、普段は観光客や地元の人たちで賑わっている河川敷が消滅していて、驚きました。
疲れていて観光という気にもなれず、雨でもお部屋でゆっくりできればそれでよかったので、有難かったです。
それでも2日間ゆっくりしたせいか、3日目はお出かけしようという気になり、宿泊先の真横の由緒あるお寺を訪ねました。
お寺自体より、名園の誉れ高いお庭目当てです。
平日の午前中だったことも幸いして、観光客もまばら、障子が開け放たれたお座敷に座って、いつまでも静かにお庭の眺めを楽しむことができました。
天候も回復していたので、それはそれは見事で、気温は高かったのでしょうが、天井が高く、風が抜ける構造で、かなりの時間をリラックスしながら過ごしました。
京都はこの手の場所が掃いて捨てるほどあるせいか、メジャーな神社仏閣などは混んでいても、ちょっと外れた場所なら静かに楽しめたりします。
贅沢ですね。
ホテルの部屋からも、小さな石庭の日本庭園が見渡せ、風情のある瓦ののった築地塀の手前には和風の植え込みや竹がそよいで、見飽きない緑の美しさ。。。
今回かなり低いモチベーションで訪れた京都でしたが、「やっぱり京都はいいわあ」と思いながら帰宅の途につくようでした。
- 何でもなくて天国な日常
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