お役所仕事
相変わらず投稿が難しい状態が続いています。
9月頃だったか、実家の整理と売却が一段落する前後に亡くなった母が夢に出てきて、あと半年は大変なのに…と警告めいたメッセージを残してくれました。
「そうでしょう、そうでしょう、リフォームや引越しがあるからね」と思った私は甘かったです(^^;)
難抜歯の手術とそれに伴う検査のあれこれ、検査でも入院ともなれば、同意書をはじめとして結構な量の書類を書いたり、ホテルとは違って、忘れ物をしたらハウスキーピングに電話して「持ってきてね」というわけにもゆかず、また病院特有の決まりに沿った物も含め、細々としたものを揃えなければなりません。
リフォームと病院あれこれが重なっただけでも充分ですが、実家の売却で発生した譲渡益を確定申告しなければならず、税理士さんにお願いした方がよいかとリーディングしたら、自分でできる…でも急ぎなさい、ということで調べてみたら…
めんど〜〜〜〜!!!
あれこれ書類を揃えねばならず、区役所ではダメで市役所の担当窓口に郵送で申請しなければならない証明書もありました。
いつもの調子で確定申告の受付が始まってから、なんてやっていたら、歯の手術やそれに続く治療もあったりして間に合わなかったでしょう。
税理士さんに頼むにしても、あれこれ書類を揃えるのは私なので、やっぱり一緒。。。
最初の関門はパソコンでした。
ウチのマシーンは全てAppleで、申請書を刷り出したら、案の定、書式が崩れてしまった。。。
これ、法定相続情報一覧図を提出した時と一緒で、頭を抱えました。お役所は書式が崩れてしまった書類は、たとえ正確にきちんと内容が書かれていても、受け付けてくれません。
お隣の友人はパソコンは使わないし、旦那さんも最近はもっぱらスマホということで…致し方なく、無駄だろうと思いつつ、お役所に電話をしました。
そこからが奇跡のようでした。
明るく柔らかな応対の声で、「それではメールを送ってください。こちらでPDFに変換した物をメール添付でお送りします」と言われた時には、ちょっと驚きました。
親切〜〜(^^)
これで問題解決だとよかったのですが、必要書類のうちのいくつかは、手持ちの物が該当しているのかどうかわからない物もありました。
こちらも親切に、メールに添付すれば、事前に確認していただけるとのことで、有り難いことこの上ありません。
手取り足取りの大層親切な対応は、お役人というよりは一流ホテルのコンシェルジュのよう。
何回かメールのやり取りをして、無事に申請書もプリントアウトして書類も揃い、市役所宛に送ったところが…電話があり、一箇所記入が間違っているとのこと…
ありゃまあ…(--;)
もう一度申請書をプリントアウトして、記入して、市役所に送って…と頭は忙しく動きながら、口はお手数をおかけして申し訳ありませんとお詫びをして…
「それでは、こちらで記入し直して書類提出とさせていただきますね」という答えが返ってきました。電話の向こうの微笑みが見えるようでした。
たくさんお礼を言って電話を切った後、鳥相手に「ね、ね、今の聞いた?親切〜!!!」としばらく大興奮でした。
この何年か、両親のお引越しに伴う膨大な手続きに関しては、区役所をはじめとしてたくさんの公務員の方にお世話になりましたが、とても親切で感じの良い方が多く、混んでいて待つのは仕方なくても、仕事は早くて正確で、いつも感謝するようでした。
それ以来、「お役所仕事」って死語だよねと思ってはいましたが、寧ろ定義を正反対な物に変えた方が良いのかもしれません。
- 何でもなくて天国な日常
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