ワルツで依存症!?
もともとワルツの類は大好きです。
政府高官を歴任した牧野伸顕は欧米での在留経験が長く、孫の吉田健一の回想によれば、ウィンナワルツが聞こえてくると心が踊るとか何とか言ったそうです。
穏やかで柔軟なお人柄だったようですが、それでも健一がこの言葉を聞いた時には、知事や公使、大臣を歴任した威厳のあるどっしりした老人でしたから、健一は勿論、私もそのギャップの面白さで記憶に焼き付きました。
でもわかるなあ、その気持ち…
ここ最近のお正月は、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを聴くのがお決まりですが、「春の声」あたりがその華やかさと喜びにあふれた調べで、一番気分が上がるかもしれません。。。踊りたくなります。
実は昨夜、Youtubeでワルツ集を聞いていた際、とあるワルツで急性依存症のような状態になり、延々違う演奏バージョンなどを楽しみながら、1時間以上PCの前から離れられなくなりました。
トランシットの月がネイタルの海王星にスクエアかけてましたから、夢幻の世界に溺れやすかったかもしれません。
前にも聞いたことはあった筈なのに、星の加減だったかなんだか、どっぷりハマってそのまま離れられなくなりました(^0^)
「劔の舞」で有名なハチャトゥリアンの「舞踏会」のワルツです。
毒のない、ひたすら晴れやかなウインナワルツとは対極にあるような、えぐみのあるど派手なワルツ。
大時代な衣装を着て、限界まで盛った妖しいまでに美しいドラアグクイーンに、流し目を送られているような、そんな感じ?
指揮や楽器、またテンポでかなり印象が違いますが、昨日聴いた中で一番ピッタリきた演奏をコピペします。
お口直しにはこちら、シュトラウスの「春の声」で。
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