自分自身でいること、いられること
「怪しい彼女」は、私にとっては曰く付きで、ヒロイン役の多部未華子さんのごく最近のインタビューを読んだことから、また蒸し返しがありました。
見事な自然体で、この人はまともに愛され、安心して自分自身でいられるような環境で、健康な自我を育んだに違いないと推測されました。
ここまでは何の問題もありません。
彼女のチャートも見てみました。
やはりネイタルチャートだけ、しかも出生時間不明なので、情報としては完璧ではありません。
が!
えらくシンプルで、クレイドルの他にも小三角、ハードアスペクトはわずかで、屈折するようなものが殆ど見当たりません。
木星と海王星がセスキコードレートなのは、インタビュー中「すごく現実的なタイプで、夢なんかみない」とあったのと符合しています。ただしセスキらしく、何か無意識的な抑圧が働いているのでしょう。インタビューでも、その部分はちょっと不自然な力みを感じないでもありませんでした。
それでもこんなに葛藤が少なくて、ラッキーを望む前にラッキーなアスペクトが揃い、それだけだと努力へのモチベーションや、自分を客観視するような社会性も育まれませんが、そこはちゃんとハードが2つかそこらあって補われており、実にバランスがよいチャートです。
これを見て、驚いたことに、にわかに強い怒りや憎しみのような感情が沸き起こりました。
(@@;)
おお、これは珍事、かつ貴重です。
そのエモーションの元は、人生の砥石で散々ゴシゴシ削られ、時には切り刻まれて、自分自身でいて安らうなんてとんでもなく、仮面を被ったり、必死の自己防衛もして、苦労して苦労して自分を偽り押し込めて何とかしのぐ、みたいな過程で経験したひどい痛みです。
多部未華子さんとは何の関係もありません。
私自身の人生に対する怨嗟です。
これからの世界ならともかく、これまでは、自分自身でいることを最初から選択できるほど恵まれた人は少数派だと思います。そして自分自身でいてズレなければ、幸せでいることは難しくないし、成功したければ成功するのも簡単です。
平均的な型、あるいは望ましい型に無理矢理に自分をはめこもうとするから、エネルギーが歪んで人生も歪み、そこから痛みや苦しみ、そして本来不要な障害もやってきます。
一人一人が本当にユニークな時に、比較することは無意味です。
本当の自分、自分の真実、自分の望み、そのどれもが人と違うでしょう。
一連の出来事は、びっくりするような自分自身の真実に気づかせてくれました。
- 星のおはなし
- / trackback:0
- / comment:0
- [ edit ]
<< 「クリスタル٠コンシャスネス/結晶意識と皆さんのライトボディ」 ∞9次元アクトゥリアン評議会 (D・スクラントン経由) | BLOG TOP | 「怪しい彼女」でフリーズした話>>