ご神事!
正真正銘の保養で、楽しいというより休むためだけの旅行だと、何のために大枚をはたきますかね、と疑問を持ったりもします。
何しろ、麦類全部アウトだけならまだしも、お醤油など、少しでも小麦を使った調味料もダメ、香辛料もダメ、野菜や果物、嗜好品の一部も障るということになると、できるだけのことをさせていただきますのでどうぞ是非お越しくださいませと歓迎してくれる一流どころしか選択肢がありません。
単に贅沢な女だっら良かったのにね〜…
こんな事で金のかかる女になってしまうとは(;;)
そうでなくても、Lさんの緊急事態はまだ続いているのに、外食NG、出前NG、お惣菜の購入もかなり困難で、毎日ルー(Lの肉体)を介護する料理人してるだけでも疲れるし。。。
時々ランチ抜きで用事を済ませていたら、低血糖の症状まで出てしまい、しばらく大変でした。
というわけで、思い切るわけです。
そうやって、自分を労わるためだからと使うお金は活きるもので、どん底をうろうろしていたタイ滞在中にも散々経験しましたが、今回は箱根の某ホテルに入院して、思いもよらない棚ぼたを経験しました。
心底疲れ果て、お天気に恵まれても散歩にさえ出る気にならない…ご縁のある芦ノ湖畔の箱根神社もちょっと遠くて到底お参りできないので、はじめから諦めていました。
ところが、ところが!
私が行けなくても、神様の方で特別な御用がおありになり、出張していらっしゃいました\(^o^)/
吹き抜けの気持ちの良いラウンジにステキな暖炉があるのですが、年に一度のその暖炉開きで、箱根神社の神官が御神火を持参するというのです。
そんなイベントがあるとはつゆ知らず、チェックイン時に案内を受け、もともとイベント大好き人間なので、迷わず参加しました。
一応失礼がないようにと襟付きのシャツを来て、きちんとした靴で行ったところが…
正式な祭壇が暖炉の前に設けられ、ホテルのGMをはじめ各部門の責任者の方など、皆さんダークスーツ姿で参列していて、それはそれは厳かな神事が始まりました。
ゲストのドレスコードについては不問でしたが、ジャケットを持って来ていたので、着てくれば良かったと少し後悔しました。
祝詞奏上は、オーソドックスな部分にホテルやゲストに対する祈りも加わり、心に沁みるわぁと聞き終えたら、ラウンジのエネルギーが変わっていて、神社の境内のような研ぎ澄まされた気が満ち、心地よいことこの上ありません。
驚いたことに何もかもが正式なご神事で、お祓いを受け、神官の神笛が流れる中、玉串奉納までさせていただくなど、拝殿で正式参拝をしているようでした。
最後に木片を開いたばかりの暖炉の火にくべたり、お下がりの美味しいお神酒まで頂戴して、お酒ではなく、思いがけない幸運に酔いながらお部屋に戻りました。
実はお目当のカテゴリーが満室だったため、一日日程をずらしたのですが、それでこのイベントに当たり(大当たり!)、特別なご神事への参列が可能になったのでした。
部屋に戻っても、突然のラッキーにドキドキ状態、まだかなり混乱していて、チームMirusが得意げに、クスクス笑いしているのが感じられました。
実はこの箱根行き、都内のホテルに入院した帰りにキャンセルしようかと迷っていました。
理由はその滞在が残念だったからではなく、至れり尽くせりで、ご飯もきっちりNG食材を除いた美味しいものをいただいても、以前のようなすっごくテンション上がって楽しい、という気分にはほど遠かったためです。
次から次へと複雑な事を処理していると、感覚が麻痺するのか疲労困憊に気づけず、日常から離れて、ようやく自分がズレてるどころか、縁からずり落ちかけていたことを知って愕然とするようです。
都内のホテルからの帰りは、その重いエネルギーでもって見事に渋滞にはまってしまい、箱根行ってもね〜、どうしますかね〜、とリーディングしてみると、意外なことに答えはGoでした。
しかも、ガイドたちは私をその旅行に連れ出したがっている感じがはっきりしました。
へえ!?まじかい?と思った途端、渋滞から抜け、快調に車が走り出しました。
はい、サインです。
あまりに疲れすぎていて、「あら、あたし、気づかなかったけど、とっくにダウンしてたのね」みたいな入院旅行でも、この手の恩寵は色々あり、孤独なゲームをしているわけではないことをしみじみ感じます。
正直なところ、楽しいには届かないですが、幸福感と感謝は感じます。
それで十分かも。。。
こんだけ、コンディション悪ければ、ね(^^)
- 何でもなくて天国な日常
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