風になりたかった日々
春一番でしょうか、昨日は午後になって突然南からの強風が吹き始め、慌てて洗濯物を取り込みました。
マンションの最上階、と言っても3階なんですが、南側が駅までど〜〜んと落ちていて、風通し最高!風当たり最高!
うっかりすると物干しごと飛びます。実際一回竿ごと飛ばしました(^^;)
青ざめましたよ。。。幸いなことに被害なし。
洗濯物がいくつか行方不明になりましたが、この際、誰かが怪我をするとか、器物損壊とかじゃなかったら、被害ゼロだわな。
最近の台風ほど酷いとちょっと…ですが、風は微風から強風までとても好きです。
お風呂に入りながら、風が唸っているのが微かに漏れてくるのを聞いたり、リゾート地で、椰子の葉が微風で擦れあってカチカチ言っているのとか、詩を感じます。
今は、風って好きだなあ、と思うだけですが、昔は風の自由さや軽さが羨ましくて胸が痛んだりすることもありました。
滂沱の涙で泣いちゃったこともありました。
重すぎたのね〜(^^)
まだ大学の学部生だった頃ですから、紀元前の話です(爆)
今はまだ風には程遠い密度でも、苦しいほどの重さではなくなったので、逆に重さを経験できることを有り難く感じるようです。
うっとりと目を細めて満足げに撫で撫でされている息子の、羽の微妙な手触りや温かな体温、そしておそらく他の人たちには臭いだけ、オカメインコ教信者には蠱惑的な体臭とか、これ肉体という密度を持っているから楽しめることでしょう。
いつか風のように透明になり、自由で軽くなる。。。
その日が確実に来ることがわかっている時、既にその自由のいくばくかは得ているような。。。
そして、その時までの過程全てが、貴重で幸せな感じがします。
- 何でもなくて天国な日常
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