カハラの都はるみ
ホノルル滞在中、お土産を買おうと、高級住宅街の中にあるカハラモールというSCに行ってみました。
幸か不幸か期待したほどでなく、アジア(特にタイとヴェトナム)のリーズナブルで質が良く、魅力的な物が多過ぎて困るようなのに慣れた身には、わざわざ足を運ぶほどのことは無かったというのが正直なところ。
最後に、頼みの綱のホールフーズというスーパーマーケットに行くと、まあまあ、ありました。
量り売りのデリがものすごく充実していることは下調べ済み、見よう見まねで箱に詰め、外のイートインスペースで、ローカルに混じって食べてみました。
ホノルルのレストランはとにかく割高です。デリは、東京と同じくらいか、割安。お味は完全にホールフーズの勝ち。温菜メインで、欲張って色々詰めましたが、身体の反応もさほど悪くなく、そこそこ安全かもしれません(たくさんケミカルや劣化した油が使われているとすぐに色々トラブる便利な?身体)。少なくとも胸焼けは一切なし。油は悪くないでしょう。
ところが、ところが!
お空の雲行きが怪しい。。。
前夜から朝までけっこうな雷雨で、今朝は道路にまだ冠水が残っている箇所もあり、尋常でなく降ったよう。。。
早く帰らなきゃ!
行きはトロリーを利用しましたが、帰りは荷物があるので始めからタクシーと決めていて、電話でタクシーを呼ぶの面倒〜と思っていましたが、タクシースタンドにちゃんと客待ちの車が一台。。。いないことも多いと聞いていたので、ラッキ〜♩
ホテルの位置を告げると行ってもらえるというので、面倒な手間も一切無くしてタクシーに乗れただけで嬉しくなりました。
が、その後。。。
日系人かもしれない白髪のドライバーさんが、
「日本人?」
「はい、そうです」
「都はるみ、知ってる?」
「勿論ですよ〜、すごい有名だし、あたし歳くってるし」
無言
カチャカチャ…
いきなり都はるみの「北の宿から」が、えらく良い音質で車内に流れ始めました。
「都はるみ、好きなんですか?」
「いや、そうでもないけど、何曲かはね。でも北島三郎の方が好きだよ。知ってる?北島三郎?」
「勿論ですよお〜」
演歌は全然趣味じゃないんですが。。。
でもね、なんだか可笑しくて可笑しくて、頬が緩みっぱなしでした。
一戸3億から8億もするという豪邸の間を抜け、絶景のダイヤモンドヘッドルックアウトを経由して、青い海と前夜の雷雨で一層みずみずしくなった雨季の緑を眺めながら。。。
ここは、伊豆半島だったかのような。。。
父の運転で、父の実家に帰省する車に乗っているかのような。。。
噴き出してしまいそうでしたが、こらえているうちに、無事ホテルに着きました。
チップを若干多く渡してニコニコのドライバーさんと別れ、小さなホテルのエントランスをくぐると、親切なレセプショニストもニコニコしていて、お互い手を振って挨拶をしました。
とても良い午後でした。
- 何でもなくて天国な日常
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