「今」にいて安らう
以前、十代の方が個人セッションに通ってくださったことがありました。
若さゆえの諸々の悩み事に加え、全ての人が生まれながらに抱える大きな課題も表面化していて、その日はとても重い精神状態でした。
それでも丁寧にエネルギー調整をした後、ほんのちょっと瞑想状態に入って出て来た瞬間に、「ね、悩み事ある?」と聞いたら、驚いた顔をして「ありません…」と答えられました。
そうなんです。
「今ここ」に、悩み事や苦しみはありません。
普段の意識では手に余るような感情でも、調和した高い意識に入れば、端正な距離が取れるので、感情に飲み込まれずに済むのです。
「今ここ」は、ティクナットハン師が言う心の避難所、マインドフルネスのコアです。
ここに避難してコンディションを立て直せば、ひどい嵐にもう一度、もっと安全な状態で立ち向かうことができます。
日常的に瞑想などで、「今ここ」の感触に親しんでおくと、いざという時にとても役立ちます。
それでも心身が疲労困憊している状態では、慣れていても、「今ここ」にコンタクトするのは難しく、やはり普段から自分自身を労わる意義は大きいです。
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