一番大切な瞬間
実は、母の死に目には会えませんでした。
自分で入院の準備をして、叔父の車で父に付き添われて入院したその翌朝亡くなったのですが、なんとまあ、家族は誰一人付き添っていませんでした(--;)
前日の夕方、父から病院に連れて行くと連絡がありましたが、ドロドロに体調が悪いのを知っていた父が「お前の方が大事だから、来なくていい、休んでなさい」と言うのに、心の中で手を合わせるようでした…
が、翌朝、父の「今、亡くなったから…」という電話に、飛び上がりました。
ちょっと、待った、ちょっと、待った〜!!
どうなってんの〜!!
医者は何やってたわけ〜!!
「昨日ね、今晩が峠ですって、ちゃんと言ってくれたよ」
はあ?
父も体調が悪かったので帰宅した事は前の晩に聞いていました。父が、無意識に母の死と直面するのを避けたのであろうことは察せられますが、私にどうして言ってくれなかったのでしょう?
普通の娘だったら相当な愁嘆場になるでしょうが、この人は変なので、母が一人でちゃんとあちらに帰れたかどうか、それだけが心配でした。
両親があちらへ帰るときは必ず側にいて、スムースに移行できるようにサポートする、そう決めていたのに、これでね。。。
その朝の電話から怒涛のイベントが始まったこともありますが、移行直後でエネルギー的に不安定な霊にアクセスするのも問題があるかもしれず、そのままになっていたところが、亡くなって二日後くらいに、布団に入って寝ようとしたところ、ふと母の気配がしました。
そちらへフォーカスすると、とても晴れ晴れとした軽やかなエネルギーが感じられたので、母が問題なく移行して、とても良いコンディションにあることが知れました。病院へは、母が大好きだった祖父(母の父)が迎えに来てくれたそうです。
有難う、お祖父ちゃん!
母が私を産み落とすので大変な時、神棚に百目蝋燭をあげて加護を祈ってくれたお祖父ちゃんです。その赤ん坊が、残念なことに母の移行をサポートできずとも、ちゃんと母を助けてくれました。
「娘がこういう仕事をしていて、万が一、ご両親様が迷ったりしたら面目丸潰れですから!」などと冗談も交え、これまで自分の知っていることや経験を話してありました。
一番大事な瞬間に付き添っての直接のサポートは出来ませんでしたが、何年か前に「お陰でもう死ぬのが怖くなくなったよ」と母に言ってもらえたことを思い出して、それで良いことにしました(^^;)
- スピリチュアル
- / trackback:0
- / comment:0
- [ edit ]