天国に持って帰ってもらった物
ようやく日常が戻りつつあります。
まだ実家の整理が丸々残っていますが、もう気温も上がってきているし、心身を酷使した後なので、無理をせずに秋になってからでも、と考えています。
買い物依存症の気があった方が、そのままぜえええんぶ置いてお帰りになったので、考えるだに空恐ろしいですが、考えなければそれで済みます(^0^)
それでも、二つだけ、あちらに持って帰っていただけた物がありました。
昔と違い、棺の中に入れられる物は炉の保護のためにごく限られていて、プラスチックや金属類などはご法度です。
金属もプラスチックも使われた物だったのですが、ダメ元で葬儀社の方にお見せしたら、う〜んと少し考えられたものの「入れちゃいましょ!」と言っていただき、ちょっと気がかりでしたが大丈夫でした。綺麗さっぱり影も形も無くなり、清々しく昇天したようで。。。
一つは、大きな白オカメのぬいぐるみ。実物よりも大きいモフモフした鳥でしたが、いつだか母の日のプレゼントにあげたら大喜びで、いつもテーブルの上に飾ってありました。
もう一つは、小さな髪飾りです。
半年前くらいから美容院に行くのも難しくなり、そのまま伸びた髪をまとめるゴムも買いに行けないようで、母の好きそうな物を探してあげたら、これもとても喜んで、すぐにつけてくれました。
病院から戻ってきた荷物の中から、これが出てきた時は、さすがに胸が詰まりました。
このオカメインコと髪飾りを持って行ってもらえたと思うと、今はしみじみと満たされます。
ささやかな贈り物でしたが。。。
- 何でもなくて天国な日常
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