『不満を上手に伝える方法』(ガイ・ウィンチ著 花塚恵訳 かんき出版刊)
これ、実は京都のジュンク堂で買いました。
疲れ方がひどかったため、本も持参せず、ぶらぶら街歩きをしながら、ひたすらぼおおおおっとして開放感を楽しみました。正解でした。ホント良かったわあ…。
でも、夕食後に近所を散歩していたらジュンク堂があり、何回も前を通りながら一度も中を見たことが無かったので、ふらっと入ってみました。
お目当の精神世界コーナーにめぼしい出物が無く、ふと横の心理学の棚を見ると、ん?とすぐ目を引いたのがこれ。
行きつけの地元の書店は、精神世界と心理学コーナーが離れており、烏丸のジュンク堂でなければ出会い損ねたかもしれません。
帰りまで開かず、空港までの電車に乗ってなんとなく読み始めたら、一気でした。
著者は心理学プロパーですが、精神世界の理解に被るところが多いです。
ただ、なんでそんなに人間関係がこじれるか、という本質的な原因であるところの「鏡の法則」が脱落しているのは致し方ないでしょう。
不平不満をぶちまけ、非難の応酬を繰り返して関係を悪化させるパターンの分析、そして、相互に利益をもたらす、相手に伝わるポジティブな不満の伝え方が、具体例を通してわかりやすく示されています。
単にネガティブな感情をぶちまけるだけなら有害で不毛ですが、理性的で建設的な不満の表明は、より望ましい関係を作るためのポジティブなものです。
この年末年始、カレンダー通りにしかお休みが取れないお勤めの方も、長い連休になりますね。
家族や近しい人たちとのコミュニケーションにお悩みの方、この本を参考に、じっくり向き合ってみるのはいかがでしょうか?
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