一期一会
人参が下がっていないと運動の類ができない質なので、昨日はスタバで一服を目指してお散歩に出ました。
こんな郊外の街で、あれこれカフェや喫茶店があるのに、週末となればどこも混んでいて、特に人気のスタバともなれば、お席確保エンジェルに頼んでおくのを忘れたら、まず座れません。
でも、ちゃんとソファ席!をリザーブしておいてもらえたので、暖かい飲み物をいただきながら、しばし本を読んでくつろぎ、ちょっと買い物して帰ろ…と思って、SCに入ってゆくと、なにやら賑やかな音楽が聴こえてきました。
「椿姫」の「乾杯の歌♫」です。店内のステージで近くの音大のオペラ科の学生さんたちが、見事な美声を披露中でした。
この景気の良い曲は大好きで、ニコニコでステージに近づいてゆくと、テーブルについていた男性が一人立ち上がり、目が合うと微笑んで空いた座席をどうぞ、と言われたので、座るつもりはなかったのですが、座ることに。。。
彼は小柄で、後ろからはわかりませんでしたが、お顔は西洋人でした。
で、座ると、向かいにも白人の男性が座っていて、「そこは兄が来るんです」と申し訳なさそうに言われたので、「そのお兄さんにどうぞと言われまして」、「あ、そうでしたか、どうぞ、どうぞ」などとやり取りしたタイミングでちょうど曲が終わり、短い休憩に入ったため、「どちらからいらっしゃいましたか?」などと何となく話し始めました。
とても感じの良い朗らかな方でした。
「シドニー近郊の小さな街から来たんです」
「へえ!私も2004年にひと月くらいシドニーにいたんですよ〜」
「ああ、2004年なら郊外の家じゃなくて、僕もシドニーにいたな」
ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ…
新百合はとても良い街ですが、観光客を吸い寄せられるような観光資源は多分ゼロです。
平日なら入国管理局に来られる外国人は結構見ますが、日曜日にね、それも何でまた、ショッピングセンターの無料イベントを暇そうに見てたりするんでしょ?
お聞きしたところが、脳腫瘍の治療でわざわざオーストラリアから来日されたとのこと。パセティックな感じはゼロで、ものすごく普通に話されました。
とても健康そうに見えましたが、もう二回も手術を受けていて、オーストラリアには良い医師がいないので、私も肺の検査をたまに受けに行くご近所の総合病院にかかっているとか。。。
月曜日からの治療開始前で、駅前には、暇潰しにいらしたそうです。
。。。。。
犬も歩けば棒に当たる。
Lも歩けば縁に当たる。
「おしゃべりできて嬉しかったです、有難う」を伝えてお別れした後も、しばらく不思議でたまりませんでした。
一期一会で、もう二度とお会いする機会が無くても、何かそれだけではないものを感じました。別の転生でお会いしたことがあるのかもしれません。
丁度この土曜日がギャザリングですので、瞑想の後に光のワークをして、ベンさんのための祈りを捧げたいと思います。
人生には、こうした何でもなくて、心を深く動かされるような事があるものなのですね☆
- 何でもなくて天国な日常
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