樹木希林さんの遺した言葉
先日、樹木希林さんが故郷へ旅立たれました。
テレビドラマは昔から興味が無く、名画座で3本立てを見ていた学生時代も、洋画が多かったせいか、あまり樹木さんの演技を見たことはありません。
それでも、強烈な個性や、破天荒な配偶者の方が起こす騒動などで、私の世界でもれっきとした有名人でした。
亡くなる前後から、ご本人や周囲の方達のインタビューを読む機会が増え、改めてこの方の人間力に圧倒されるようです。
『おごらず、他人と比べず、面白がって平気に生きればいい』
この言葉に接し、その覚悟というか、筋の通った清々しさを感じました。
円環を閉じて、一層その人間性が輝くような生き方を、誰もができるわけではないでしょう。
周囲の思惑に動かされず、自分の信念に正直に、忠実に生きる芯の強さ、しかも倨傲にならないこと、これは努力とか何とかではなくて、魂の質かもしれません。
人はそれぞれのブループリントを持ち、それを体験するために地上に降りるので、自分自身であることが何より大切だから、樹木さんの真似をする必要は無いです。
それでも、「おごらず、比較せずに」というのは勿論その通りで、その上「面白がって、ヘーキ、ヘーキ」で生きたらいいのよ、という言葉は、本当に胸に沁みます。
彼女の笑い声と共に、背中を押されている気がしません?
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