褒めちぎった後にできること
長所は100%長所か、と言えば、どうでしょう?
例えば、きれい好きだとよくお褒めの言葉を頂戴しますが、自分では長所だと思っていません。
強迫神経症クラスでは無いので、実害レベルは低いですが、汚れていたり、乱雑な場所というのが苦手です。
この根っこにあるのは、1歳になるかならないかのごく幼い頃から長年培った強い不安感に違いなく、そんな不安が無ければ、それほど躍起になって、環境に秩序を求める必要は無いはずです。
その証拠に、調子が悪ければ悪いほど、疲れていればいるほど、些細な汚れが耐え難く感じられます。それで、疲れ果てているのに、掃除機をガーガーかけながら、あたしはホントは休みたいのにねえ(--;)などと、心の中でやれやれです。
反対に、宅の汚し屋ダイナマイトボディ(ええ、あの態度の悪いちっこい鳥さんです)が、餌と抜け毛や脂粉をそこら中に撒き散らしていても、晴れ晴れとしてご機嫌な時は、掃除機を引っ掴んだりしません。
でも、この多少厄介な性向のお蔭で、整理整頓も得意で、お掃除の小技なども蓄積できましたから、やはり長所と言えなくもないです。
これ、長所でも短所でもない、というのが本当でしょう。
大抵の短所は長所の側面も持つ筈です。
コインの裏と表、どちらを見るか、その意識で変わって来ます。
こうした二元性を超えた意識なら、つべこべ言うこと無しに、自分自身のありのままを受け入れることができます。
そして、これが無条件の愛です。
長所にフォーカスして、と言うのは、まだ条件付きですから。。。
自分を褒めて認めているうちに、長所だけでなく、短所も備えた全体としての自分が愛しくなってきます。
短所をあげつらう事をどれだけしても、決して無条件の愛には辿りつきません。
でも、自分を徹底的に褒めまくったその先には、自分と人、そして生きとし生けるものと、人生や生命そのものへの敬意と無条件の愛があります。
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