愛しの人生
前のブログでアップした在日の男性の記事を読んだ際、彼が出自の二重性にけりを付けられず、迷い続けていることについて、たとえ彼が地上を去るまでそのままでいても、それはそれで良いのではないか、と思いました。
思い切って帰化してしまうのも、勿論スッキリして良いでしょうが、血の重みと自分自身のアイデンティティを同一化出来ないままでいることの中にも、彼という、この宇宙でただ一人の人生の貴重さがあると思います。
以前だったら、自分自身がグレーゾーンに留まることに耐えられなかったので、反応は随分違ったでしょう。
それぞれの人生には、それぞれのかけがえのない固有のブループリント、そしてそのブループリントから派生する経験があります。
それを心底愛して=受け入れて経験すること、それが魂レベルの幸せではないかと思っています。
地上的な安楽の幸せとは違うかもしれませんが、そうやって人生を受け入れ味わうこと、それは地上ならではの得難い貴重な経験だと感じられます。
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