許すのは誰のため?
勿論、自分自身のためです。
どんなに酷いことをされても、それは自分自身の内側にある傷ついたエネルギーの鏡です。
ですから、エネルギー的には、相手を非難しても的外れになるだけでなく、相手を非難してもしなくても、自分自身の傷んだエネルギーをどうにかしないことには、同じパターンで痛めつけられるだけです。
以前親しかった方の話です。
若い頃にお父様を亡くされました。
確かお亡くなりになる少し前に、事業にも失敗され、その亡くなり方も、ご家族、特にその方からしてみれば、ひどく不本意なものでした。はっきり言えば、裏切られた思いだったという事です。
その後、その方は結婚されたのですが、配偶者のひどい裏切りに遭い、離婚されました。
まだ女性が働くことも一般的でない時代に、非凡な才能と大変な努力で、主婦から事業主にまでなり、資産を作られました。ところが…詐欺にあって、主要な資産を奪われます。
彼女の資産を騙し取ったのは、名義を貸す形の協同経営者兼部下だった男性です。
その後も事あるごとに、不思議で不愉快なトラブルに見舞われるのですが、必ず相手は男性です。
いつもお話を伺っていて、途中でこの奇妙、かつ重大な不利益の元が、彼女自身のお父様に対する恨みと怒りであることに気づきました。
それでも、「鏡の法則」というのは、受け入れるのが難しい方には本当に無力です。
無理だとわかっていても、あまりに気の毒だったので、少しだけお話させていただきましたが、やはり使っていただけるまでには至りませんでした。
とはいえ、本当にひどい傷を負って、そのきっかけを作った相手を心底許すのは難しい場合もあるでしょう。
26日(土)のMirus Club ギャザリングでは、許すのが難しい人を許すための誘導瞑想を予定しています。
詳細は、明日のブログにアップ致します。
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