お別れ
死は終わりではなくても、そして、親しい存在との繋がりは永遠に切れることは無くても、死別の悲しみがなくなるわけではありません。
息子エリックを、20歳という若さで突然失ったエリーサの痛みはどれほどだったでしょう。
しかも、彼を亡くした時、彼女は、死が終わりではない事を全く知りませんでした。
その後、向こう側へ旅立ったエリックの集中的な働きかけによって、彼女は真実を知り、息子がちゃんと生き続けており、コミュニケーションも可能だということを、時間をかけた体験を通して理解するようになりました。
彼女が『死は終わりではない』の「謝辞」に記した言葉は、私がこれから両親や羽の生えた息子を見送る際に感じるだろうと想像してきた事、そのままです。
pp322-323
最後に、愛する息子、エリック、あなたが、その早すぎる死を昇華させて、今では世界中の人びとに手を差し伸べて(そして、いたずらをして)いること、私はこのうえなく誇りに思っています。
あなたは、死によって、初めて自分自身を見出し、死によって、初めて生きることができたのですね。でもやっぱり私は、あなたがここにいないことが寂しいのです。
あなたを抱きしめてキスしたい。用事や宿題を済ませなさい、とあなたを叱りたい。
夕飯ができたわよ、と階段の下からあなたを呼びたい。
車で学校や友達の家に出かけて行くあなたに、気をつけなさいと声をかけたい。
いまもまだ、悲しみに深く沈む日がありますが、でも、あなたが幸せなら、私もうれしい。
ほんとうにうれしいのです。
私の大切な息子、ママはあなたを愛しています。
これからもずっと、ずっと。
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