登攀
ここのところ、毎日のように鳥が登場する夢を見ます。
これも数日前に見た、実際の夢です。
変なの〜。。。まあ、夢はだいたい変ですけれども。。。
登攀
奇妙な夢を見た
鳥がとまっている夢
この世界なら
緑の木立にやすらうか
蕪雑な電線の上から下界を見下ろすか
夢のなかで
鳥はこちらに背を向けて
壁にとまっていた
いや
とまっていたのではなく
その
空高くそびえる壁を
攀じ上っていた
なぜ翼を使わない?
忘れてしまったのか?
その美しい翼を折り畳んだまま
なぜそのような無駄な骨折りを?
一心不乱に
取りつく島もないような
壁に向かっていた
孤独がにじむ
汗がにじむ
背中から発散する異様な集中
気の毒な…
と決めつけてから
ふと鳥の声を聞いたような気がした
飛んでしまえば一瞬
攀じ上れば永遠と思われるような時の流れ
あなたはどちらを選んだ?
- Poem & Fable
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