流れについて行ったら、人力遊園地があったはなし
今回の旅行のメインテーマは、委ねることのおさらいだったような気がします。
人生を信じて怖れを手放すというのは散々やって来ましたが、ガクッと軽くなったエネルギーでもって、これが一層ラクに出来るようになりました。
何が起こるか見当がつかない初めての異国の地では、委ね切らないと、別に大変なことが無くても、たぶんストレスで相当疲れます。
飛行機に乗る前から、自分でどうしようこうしようというのではなく、人生がなんか用意してくれてるみたい…という感じで、予定が決まって行きました。自分が本当に好きなこと、感じはよくわかっているので、あまり細かいことは考えずに、人生というすご腕コンシェルジェに任せていたら、飛行機の座席に至るまで、面白いどんでん返しなんかの過程を経て、全部希望通りになりました。
バタバタするのが心底嫌いな人なので、たった3泊だったら、まず通しで同じ宿に泊まるのが普通です。それが、今回は、なんとなく流れで、3泊全部別のホテルに…自分でも半分驚きながら予約して、で、結果…すごく良いチョイスでした。
バンコクのはるか上を行く渋滞が名物で、平日の夕方に空港から市内に入ろうというのは無謀です。二日目のホテルが、これも流れで贅沢なことになってしまったので、一泊目はリーズナブルに、空港から近く中心部の手前で、渋滞の影響を受けにくいホテルにして、三泊目はえらく凝ったプチホテルになりました。で、結果…それぞれ完璧なチョイスでした。
移動も、土地勘ゼロでタクシーを使うしかないのですが、それもぜええええんぶ誰かが助けてくれて、スムースでした。
一度だけ、オーガニックショップに行く際(JAVARAさん、お願いですから、塀の前に飼い鳥の鳩じゃなくて、お店のロゴを出してください)、タクシーが迷ってしまい、だいたいこのあたり、とわかっていたので途中でタクシーを降りて、その後も親切な現地の人の助けを受けて、それでも迷った挙げ句にようやく辿り着きました。でも、タクシーを降りる直前に自分の誕生日を含んだラッキーナンバーを複数見ていたので、大丈夫に違いないと思っていたところが、思いがけず素的な観光ができました。
タクシーで直接お店につけていたら、絶対に見ることのできなかった庶民的なエリアを歩くことができ、これこそ、私がしたかった観光でした。治安も安定して、人々の暮らしもさほど逼迫していないに違い有りません。迷っているのか、散歩しているのかよくわからない謎の日本のおばさんが微笑むと、皆ニコニコで、現地語で挨拶してくれる人もいました。
そして…、すっごい見物まで。。。
民家の前で、自転車をけだるそーに漕いでるおじさんの前には、子供用の小さな乗り物が二つくっついていて、それがゆらゆらゆっくり上下してる。。。うわあ、人力遊園地!!そのうちの一つに1歳くらいでしょうか、子供が乗っていて、そのお母さんがニコニコしながら、そのゆっくり揺れている子に離乳食を食べさせていました(@@;)
あの、お母さん、遊具に乗せてあげるのと、ご飯をあげるのは別々にした方がよいのでは…?
私にも素晴らしい笑顔を向けてくれたその女性は、心底幸せだったに違いありません。母親の気持ちってわかります…私の息子は種が違いますが、それでも彼が養子に来てくれた時は、それはそれは嬉しくて、肌まできれいになりました。母性ホルモンが出てたりして〜?
彼に新しいおもちゃをつけてあげたり、たまにしかあげられない好物の塩土を含んだグリットを入れてあげる時、きっと彼以上に私が嬉しい。。。ジャカルタの若いお母さんも、そうやって大切な我が子を甘やかすのが嬉しかったに違いありません。
国籍が違ったって、人種が違ったって、みんなおんなじ…☆
あ、なんか随分話がずれたかも。。。これも流れということで。。。
- 何でもなくて天国な日常
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