私は君のためにここにいるよ by ティク・ナット・ハン
この比喩!!
ティク・ナット・ハン『怒り 心の炎の静め方』(岡田直子訳 サンガ刊)より転載します。怒りに限らず、全てのネガティブなエネルギーに当てはまることかもしれません。
pp188-189
部屋が寒いとき、ヒーターをつけると、温風が出ます。部屋を暖めるために、冷気が部屋を去る必要はありません。冷気は熱気に包み込まれて、暖かくなるので、冷気と熱気の間に衝突はありません。
私たちは怒りに対しても同じような接し方をします。気づきは怒りを認識し、その存在を認め、受け入れ、そこにあることを許します。気づきは、弟の苦しみを受けとめる兄のような存在です。彼はただ「親愛なる弟よ。私は君のためにここにいるよ」というだけです。そして弟を胸に抱き、安心させます。これがまさに私たちの実践です。
「やさしさを持って怒りを扱う」
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