エネルギーのリサイクル by ティク・ナット・ハン
「何ひとつ捨ててはなりません」と言うより、捨てたくても捨てられないので、変容させるしかない…というのが、実感です。。。
p168
悲しみ、恐れ、鬱屈などを、ゴミにたとえましょう。しかしこうしたゴミの一つひとつでさえ真のいのちの一部なのですから、その本質を深く見つめてみなければなりません。
ゴミのかたまりを花に変えるための実践があります。何ひとつ捨ててはなりません。ただ私たちは、ゴミを花に変容させるための、コンポストの技術を学びさえすればいいのです。
仏教の実践の中では、思いやり、愛、怖れ、悲しみ、絶望など、心が作り出すすべての形成(行ぎょう)の本質は、有機的であると考えます。すぐにも変容させることができるのだから、何がやってきても怖れることはありません。ただ、微笑み、マインドフルに呼吸するだけで、私たちはどんな対象でも変えていくことができます。
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