魂との接続
白く燃えているような光でできた蝶の夢をみたのは随分前でも、あまりに印象的だったので、覚えていました。
詩の前半、蝶に導かれて街に出たり、暗い水に生物がいてこちらを見ているあたりまでは、その夢がベースです。夢を見た時点でも、蝶が自分をガイドする存在のような気はしていました。
どうしても実際の細部を確かめておきたくて、膨大な日記に検索をかけたりして、探しまわったものの見つからない。。。こりゃあPCデータには無いよ、とふと気づき、残しておいた手書きのメモを探してみたら、ようやっと夢の記述が見つかった…(ふうっ)。4年も前の夢でした。
ちょっと驚いたのは、実際の夢では、最初蝶が『あなたの「うつ」の本当の理由』の表紙に描かれたアゲハ蝶で、それが白い光でできた神秘的な蝶に変容していました。蝶は、芋虫が繭にこもった後に羽化する、変容の象徴でもありましたね。。。
古代ギリシャでは蝶は魂(プシュケー)の象徴で、洋の東西を問わず、死者の魂の蘇りだとされることが多いようです。
白く燃える光の蝶が魂の象徴だと気づいてからは、瞑想中に時たま見るようになりました。Anna MerkabaのTones of Ascensionを聞いていて、目の前に現れたのも、同じ白い光の蝶でした。
白い蝶を見る時の胸をえぐるような懐かしさというか、望郷の念のようなものは突出していて、本来その腕に抱かれて融合し、神であるところの無限の光としてあるべきなのに、どうして私は不自由な肉体に閉じ込められるようにしてここにいる?という、問いというよりは、渇望のようなものに焼かれるようです。
先般アップした望郷(「保護としての「記憶喪失」」)と同根の苦痛です。
勿論、魂との接続が切れたことは一度も無くて、瞑想にきちんと入れば、即この苦しい渇望は止みます。完全な接続が瞬時に回復するので。。。
それでも、こちらに戻って来てしまえば、分離の幻想によって、その接続が途切れてしまったように感じられる…この世のあらゆる満たされなさの根っこは、これだと以前から思って来ましたが、たぶん間違いないでしょう。
日常的に感じられる何かが足りない感覚の根っこであり、もっと深刻な影響が出るアルコールや薬物、食物への依存、恋愛中毒、買物依存でも何でもが、この本質的な分離の幻想、あるいは欠如感から来ているのではないでしょうか。
続きを分けます。
- スピリチュアル
- / trackback:0
- / comment:0
- [ edit ]