自尊心の問題
自分が「よい」人間だと信じている人は、他の人に思いやりを欠いたり、故意に傷つけたりできません。それは自分がすることではないと思っているからです、しかも考えるまでもない、当たり前の自動的な思考によってです。それは、嫌われたくなかったり、評価を求めて「よい」人を演じる取引とは、関係ありません。
あ、お断りしておきますが、本質的には、良い悪い、あるいは正しい間違っているもありません。それは二元性の極に過ぎず、価値判断することではないからです。
でも、二元性でずうううっと回って来た世界です。言語というものは、そのベースになるものの考え方や価値観と直結しているので、言葉を使って説明しようとする、その事自体が、既に二元性の枠内のということで。。。
余分なことですが、言葉による説明では、言語特有の限界を超えられないということを、頭のどこかに置いておいていただけると有り難いです。
元に戻ります。
人にひどいことをしてしまうのは、ひどく苦しんでいるから…、ということはわかっていました。
それでも、どうしても理解できなかったのが、なぜ人がひどく苦しむことがわかっているのに相手を搾取したり、傷つけたりする事ができるのか、でした。
二元性を知る前までは、勿論私も断罪しましたが、二元性を理解した後は裁く必要も無くなり、ただただ純粋に疑問に思っていました。
で、ようやく最近わかりました。
自尊心の問題だと。。。
自分自身を「よい」人だと信じていたり、大切に思える人は、自分自身を貶めることはしたくないし、できません。
自分だけよければ人はどうでもよいという在り方は、本質的には、自分自身を大切にする思いとは、相容れません。人を思いやることなしに自分勝手に振る舞い、嘘をついたり、人を踏みつけにする、そうした人を敬うのはとても難しい…それが自分自身であっても。。。
それができるのは、自尊心を欠き、自分はそうした事にふさわしい歪んだ存在だと思い込んでいるからです。
マイケルや高次の存在も繰り返し言うことですが、まず自分自身を愛すること…これがどんなに大切かが、改めて思われます。
過去に人をひどく傷つけてしまったり、取るべき責任を逃れたり、社会的に恥辱と見なされるような行為をしてしまったり…あるいは逆にひどく虐待されたり貶められるような境遇で、自分を尊べなくなるような経験に、自尊心を破壊されたのかもしれません。
このハンディを克服するのが並大抵でないことは、想像がつきます。一回の転生内で、このような深い傷を癒すのは、大変な事でしょう。
この世界では、そのハンディを抱えて泥沼の中で奮闘する人たちを断罪しますが。。。
まだもう少し書きたいことがあります。
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