一期一会
今日は朝から久しぶりの快晴で、カーテンをちょっと開けて、青い澄んだ空と白く輝く富士山を見た瞬間、「小田原!」と思いました。
昨日はお友達と会う前にも用事があって、ほぼ一日外出だったし、今日もまたじゃ、ウチの鳥もお留守番続きで可哀想です。おまけに煉獄期間中のどえらいストレスで、まだ無理をすると心臓がばくばくなので、う〜ん、どうしようかな…とちょっぴり迷いました。
でもね、直感が来たら、それは正しい!
お鳥様には平身低頭して勘弁していただくことにして、出掛ける準備をしている時、iPodを置いてあったお皿をひっくり返して落としてしまいました。分厚な貝でできたお皿で割れたりはしませんでしたが…これは明らかにサイン…気持ちを鎮めて情報を読むと、身体に負担がかかるのでフルコースじゃなくてハーフにしろ、というお達しでした。
いえ、ご飯じゃなくて、ハーフというのは、報徳神社にお参りしてカフェジンジャーに寄り、そのままちょびっと買物なんかして帰る短縮版で、フルの場合は、カフェジンジャーの後に、山越え(ちとオーバー)をして、お寺さんが経営するカフェ空にもまわり(あははは、神社カフェVSお寺カフェ…)、観光客皆無の小田原の住宅街と点在するお寺なんかの間の鄙びた道をお散歩しながら駅まで戻るコースになります。カフェ空が、海岸や他の寄り道所に変わる場合もあるんですが、ハーフの短縮版は、小田原に行ったらマストのベーシック。。。
実は「小田原!」と思ったその後に、うっすらと「あ、神様に呼ばれてるかも…」と感じました。この直感も正解。。。おみくじを引いたら、これがまたクリアーな、一番欲しかった情報でした。これ、ほんとに有り難かったわあ…。
でも、このブログのテーマはこれからです。。。
帰りのロマンスカーで、PCを開けてパタパタ書きものをしていると(ええ、小田原行きのよいところは、楽しく遠足できるだけじゃなくて、往復の特急の中で充分書き仕事ができることです。前の記事2つはロマンスカーの中で仕上げました。)、異臭がしてきました。乾燥よけのマスクをしていても気持ちが悪くなるくらい…匂いの震源地は前の席にお座りの女性のマニキュアでした。
これ、慣れてしまうと気にならないのでしょう。私も以前ビーガンに近い食生活をしていた頃、今ならおいしいおいしい!のお魚と卵の匂いが相当きつかったことがあります。食べ始めたら、あっという間に慣れましたが。。。
窓が開けられない車内で我慢しなくていいと思ったので、丁寧に「すみません、大変申し訳ないのですが、それ…」とマニキュアの瓶を指差して…ああ、でも余分なことを…「とても気持ち悪くて…」と言ってしまいました。そんな事まで言わなくていいのに(--;)
ところが、その女性は慌てて「すみません」と瓶に蓋をして、もう一度「すみませんでした」と謝っていただきました。私も「いえ、いえ、こちらこそすみません、有り難うございます」とお礼を言いました。
降りる時も、その方は微笑みを浮かべながら「本当にすみませんでした」ともう一度おっしゃるので、こちらもニコニコで「いえいえ、本当に有り難うございました」とお礼を申し上げました。
私の方が後ろの席で、どんな方なのかお顔も見えず見当がつかなかったので、最初は逆切れされる可能性も承知でお願いしたんですが、まあなんという愛と平和に満ちたリアクションでしょう…。
いいですねえ、こういう誠意や思いやりをやり取りできる平和な世界って…。
- 何でもなくて天国な日常
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