地上で完璧を求めることの不毛 by ジーザス
昔は、気の毒な完璧主義者でした。そうして鬱病になりました。
完璧でないと、人や社会や、自分の人生からすら受け入れられないと無意識に思い込んでいたからです。実際は、自分で自分を受け入れていなかっただけ…です。でこぼこのある自分自身で全く問題ないのに、そのありのままの自分でいることができませんでした、というか、そんな事は当時の私にとっては論外で、もっともっと有能でなければ、素晴らしくなければダメ!というエゴの恐怖にひきずられて、「調和やバランスの崩れた場所」で崩壊するところでした。
死ぬようなこのひどい体験があったせいか、最近、完璧なんてことはたぶんすっかり忘れて生きています。
昨日開いたアレクサンドラ・ソルナード『光の書』(和田豊代美訳 ナチュラルスピリット刊)のメッセージです。
91 完璧さ
pp170-171
目的ではなく、目標にもなり得ないため、完璧さは地上には存在しません。
魅力的で、居心地よく、光に満ちた場所に到達することのみを目指してください。
人は、調和やバランスの崩れた場所を目指すべきではありません。
地上で完璧さを求めた場合は、そのような場所に到達します。そこにあるのは、人からの要求、ストレス、苦悩、落ち込みです。
人は完璧な状態に対し、様々な期待を思い描いていますが、未知の領域です。完璧さは地上には存在しません。
(中略)
人は、世界の不完全さを経験し、それに取り組み、葛藤することで、進化し、前進するのです。
ここで少し考えてください。人間が完璧だったとしましょう。それでは、葛藤など存在しません。人は葛藤を乗り越えて初めて進化するのですから、つまり、進化もありません。
すべてが完璧ならば、人は様々な経験をするために、地上にやって来る必要などないでしょう。
では、何をすべきなのでしょうか?
自分自身の不完全さに慣れ親しんでください。自分が完璧でないこと、完璧である必要もないことを受け入れてください。その代わりに、自分の行いに責任を持って、最善の自分でいてください。
それだけです。
あなたがそうしてくれるだけで、天にいる私は、とても幸せな気持ちになるのです。
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