進化を促す生命のゆらぎ、あるいは人生の恩寵
少し前に『覚醒の真実』(ナチュラル・スピリット)の著者、清水友邦さんとお話しする機会がありました。
実は、いわゆる覚醒とか解脱って、今に至るまで心底したいと思ったことがありません。十三年前に瞑想を始めた時ですら、あまりにひどい精神状態を何とかしたかっただけでした。その頃はフルタイムで働いていて、鬱病でひどい能率だったこともあったでしょうが、充分な睡眠時間を確保できませんでした。それでも、1時間睡眠時間を削ってでも、その分瞑想をした方が断然よく眠れるので、毎晩してました…眠剤替わり…(^^;)
エネルギーワークやリーディングだって、楽になりたい一心でした。解脱とか覚醒に興味を持つようになったのは、ある時、本当に楽になるには解脱するしかない、と気づいたからです。
で、清水さんにも正直にこれを話しました。そしたら「そう、そう、解脱って、楽になることなんだよね〜(カラカラ…清水さん笑)」という答が返って来て、ちょっと意外な気がしました。
解脱を目指して日夜修行している方たちからは、あんたたち脱力しすぎだと言われそうですが…。
あ、そんな事を書くんじゃなくて、清水さんと話をして彼の本を読んでみようと言う気になり、以前書店で見た際はスルーしてたんですが、取り寄せて読んでみました。部分部分ですごく共感する箇所がありましたが、今日は是非シェアしたい箇所を引用します。
ゆらぎ
病気や失敗など人生の問題を機会にスピリチュアルな洞察が訪れた人の話はしばしば聴いたことがあると思います。破局に直面すると生命はゆらぎを創り出し、自己を超越して、より新しい秩序に向かって進化させていきます。ゆらぎが起きているときは古い自我を脱ぎ捨てる自己超越が起きる最大のチャンスなのです。
(清水友邦『覚醒の真実』p327)
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