国王の孤独
タイのプミポン国王が、13日に逝去されました。
近年、こんなに国民に慕われた君主は、たぶんいないだろうと思います。
相当数の国民が王室には深い敬意を抱いている国で、うかつに大きな声で王室批判などすれば、不敬罪で逮捕…されるかどうかは?ですが、周囲から棘のある視線が飛んでくるに違いありません。
朝の8時と夕方6時だったかな…公園などでも王室を讃える歌が流れて、その歌が流れている間は静かに起立して敬意を表する決まりになっています。外国人の私が神妙な面持ちで従っていたりすると、後からニコニコのタイ人からお礼を言われたこともありました。映画館でも、上映前に必ず一斉に立ち上がってこれをしました。私は勿論お付き合いですが、多くのタイ人は心底の敬意でもって起立静止をしていたようです。
実際、これまた人生のサプライズでしたが、以前皇太子と皇太子妃が街に開いている王室プロジェクトか何かのお店に行こうとしたところが、慣れないエリアだったので、軍事施設の警備をしていた軍人さんに道を聞きました。そしたら、軍事施設のゲートを開き、ここを突っ切って行けばすぐだと…(@@;)
そりゃ、あたしはテロリストじゃありませんよ…でもね、外国人ですよ…いいのかな〜(@@;)
これ、タイならではのルーズさと親切か…とその時は思いましたが、後で気づいたのは、クソ暑い中(言葉悪くてすみません)王室のお店に車で乗り付けるでもなく、えらい苦労をして買物しようとしている気の毒な日本人女性だからじゃなくて、王室ショップのお客ならと、王室への敬意でもって、特別な近道通行許可を出してくれた可能性が高い、ということです。
プミポン国王は、その王室関係者の中でも特に敬愛と思慕を集め、国民の多くがその死に際して悲嘆にくれるほどの存在でした。
で、一度だけ、プライベートで彼に会ったことがあります。。。でもこの現実じゃなくて…アストラルトリップをしていた時ね。。。
チェンマイのエネルギー・ワークの学校で、一日中朝から晩まで自分を読んだり、アストラル界の情報を読んだりしていた時のことです。国王にはとても親しみを感じていましたが、別に会いたかったわけでもなくて、何かの拍子に地球を取り囲むグリッドが見えて、それを辿って行ったら、プミポン国王がいました。
深い孤独と悲しみのエネルギーを感じました。。。
ちょうど私も癒しようのない絶望的な孤独に苦しんでいた頃で、同じエネルギー同士でシンクロして繋がったのでしょう。
地位や国籍、民族その他が違っても、私たち人間が抱えるエネルギーは共通です。だから、人間同士、どんなにパーソナリティなどが違っても、理解し合えるのかもしれません。そしてどんなに理解することが難しくても、いつかは理解できるでしょうし、あるいはたとえ理解できなくても受け入れて愛することだけは、間違いなく出来ます。
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