鳩 人生の美しさ
先日、３０年近くの付き合いになる親友が、特別中の特別な夢をシェアしてくれました。
ひどい苦労も苦労、心神耗弱状態に陥っているような時の夢だったそうです。
古い箱があって、その中に鳩が入っていることは知っているのだけれど、もうとっくにその鳩は死んでしまった筈だと思っていた…それでも蓋を開けてみたら、その鳩はちゃんと生きていて、飛んで行ったそうです。
彼女の実際も知っている身には、心底胸を打たれるような夢でした。。。
言わずもがな、ですが、鳩は彼女の本当の自己であり、それは決して死ぬことはなく、彼女が恐れずに蓋を開けば、自由に飛び立てるんです。
この世界は痛みや苦しみに満ちています。
でも、その痛み、深い深い到底癒せないとすら思える傷や、慟哭の思いがあるからこそ体験できることがあり、抵抗を止めてそれをまるごと受け入れる時、奇跡が起こって、それは美しささえ帯びた何か貴重なもののように感じられます。
あるいは、その痛みや汚辱が、人生本来の輝かしさや、人間というとてつもない愛の存在を際立たせるからでしょうか？
地獄巡りがしたいとは勿論思いませんが、その最中には、震撼するような人生の深みと美しさを垣間見るような瞬間があり、それはやはり地上の奇跡のように感じられます。
人生は胸を震わせるほどに美しく、人間もまたとてつもなく美しい存在だと、心から思うのです。
- 夢
- / trackback:0
- / comment:0
- [ edit ]
