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黒人女性、機動隊の前に静かに立ちふさがる【黒人射殺の抗議デモ】THE HUFFINGTON POST JAPAN
こんなに美しい写真をかつて見たことがあっただろうか…と思います。
丸腰で、毅然として美しく立ち、サンドレスが風に翻っているその彼女に、重装備の二人の警官が走り寄っていますが、なぜか彼らの方が圧倒されているように見えます。丸腰に見えても、自爆装置などというものがそこここで使われる世界ですから、彼女が本当にただ自分の身体だけで静かな抗議を表現していると確定できるまでは、怖かったのでしょう。
引用は、同じハフポストJAPANからで、最初の太字部分がその女性本人のFacebookの文章です。
私はただみなさんに知っておいてほしいと思っただけです。みなさんの善意と愛に感謝しますが、これは神の業なのです。私は"器"として創造された人間です! 全知全能の神に栄光あれ! 無事に生きていることにホッとしています。そして私が目にする限り、けが人がいなかったことにも。
ロイターの写真家バックマンは雑誌「ジ・アトランティック」に、「暴動に備えるため防護服に身を包んだ警察が、抗議デモの参加者を空港の道路から脇に立ち退かせていましたが、その時、あの女性が静かに足を下ろして立ち退きを拒否するのを見ました」と語った。彼は、バトンルージュのデモは大部分が平和的に行われ、女性の行為はまさに平和的だったという。
それは一瞬の出来事でした。彼女は動くつもりがなく、抵抗しているように見えました。その瞬間、彼女はこんな風に言っているように思えました。「あなたはこちらに来て私を逮捕しなければならないでしょう」と。私はここで場所をとって撮影するといいと思いました。ドレスを着た彼女がいて、暴動に備えて防護服で完全装備した2人の警官がいた絶好のポジションだったからです。
暴力的ではありませんでした。彼女は何も言いませんでした。彼女は抵抗せず、警官は彼女を無理やり引きずるようなことはしませんでした。
以前国会前で、待機児童の問題に対して抗議する人たちが、ただ静かに三々五々集まって立ち尽くすことにより、自分たちの意志を平和裡に示したことがありました。この時も新しい時代を感じましたが、この写真もまた、新しい時代を創る私たちの本当の力の使い方を教えてくれていると思います。
恐れる事なく、頭を高く掲げて、まっすぐに立ち、無言で、しかし全身全霊で真実の意志を表現している女性の高貴さと美しさは、たぶんここ地上でしか見ることはできないでしょう。暴力が皆無で調和しかない高次の世界で、暴力に対峙して、毅然として怖れを超えて曲げられない真実を表現することはあり得ないでしょうから。。。
このような、命に関わるような切羽詰まった状況ではなくても、日常でこの高貴さを表現する機会はたくさんあると思います。恐れずに、自分自身の真実を一切の暴力的なエネルギーとは無縁に表現すること、毅然として、自分自身であることを選ぶこと、そしてその結果までを潔く受け止めること…。
何年か前、瞑想中にガイドが、頭を高く掲げて、まっすぐに立ち、自分自身でいなさい、と言ったことがありました。これは私たち全てが生来持っている力であり、権利でもあります。そして、それを行使することは、誰にも妨げることができません。ただ一人、自分自身を除いて…。
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