マスクセルフ
マスクセルフというのは、本当に扱い難いパーツです。
『防御なき自己』のタームを使って、もう少し整理しておきたいと思います。
何かにひどく執着しているのに「あら、そんな執着なんて私には無いわ…」と、自分にも他人にも嘘をついて知らん顔しているのがマスクセルフです。内側の痛みに直面するのを避けるための自己防衛です。
それに対してローワーセルフは、執着しているなら執着しているで「あれが欲しい〜〜〜、絶対あれが欲しい〜〜〜あれが無ければ生きて行けないっ!!!」と、ちゃんとその真実を、正直に喚き散らします。
執着はそのもとに、願わしいものが手に入らないのではないか、とか、失ってしまうのではないか、という恐怖がいつもベースになっているエネルギーなので、放置しておいてよいことは一つもありません。鏡の法則で、大なり小なりが不愉快な現実を創造します。
でも、虚偽の仮面マスクセルフが、それを覆い隠していて、自分でも気づけなかったら…?
個人セッションをしてきた経験の中でも、一番やっかいなのは、間違いなく、このマスクセルフです。この偽りの仮面という自己防御が強ければ強いほど、変容は困難になります。手をつけなければならない痛みや恐怖に直面できなければ、ワークの仕様がありません。セッションを続ければ、マスクセルフが「そのくらいなら…」と許可を出す、ごく表面的な改変はなされますが、ローワーセルフの痛ましい叫びを無視し続けるので、本質的には何も変わりません。同じようなトラブルや苦しみが続きます。
『光の書』で繰り返しジーザスが言うように、正直に自分自身の感情を受け止めて、それがどんなにひどいものであっても味わって経験しきるまでは、何も変わらないのです。
ほんとよ〜☆
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