暗闇の中で40日間
以前インド料理に凝ったことがあり、あれこれ材料なんかが必要でお世話になっていたティラキタという、エスニックなものを食品から雑貨、大型の楽器まで扱うネットショップがあります。今はお買い物はしないんですが、メルマガが面白いので、読者としてお世話になっています。
最近ので!!と思ったものがありましたので、ご紹介します。ティラキタの店主というか代表のインドパパが、イベントをするので、インドの伝統楽器の奏者ヒロット君に連絡したいのに、音信普通…で、致し方なく彼の家があるヒマラヤの中の小さな村まで訪ねていったら、とんでもない事(^^)が起こっていました。彼の実家にはご両親だけで、彼はそこから離れたところで、瞑想中だと言う…それも既に30日も。。。
ええええええええ!なんて贅沢っ!!
と思ったんですが、暗闇なのと、恐らくシャワーすら浴びられないというのは、ちょっと…。
でも、ちゃんと光が入る場所で体を清潔に保てて、あとは体がおかしくならないように林の散歩でも定期的にできたら、やってみたいです。この人生で、そんな贅沢なチャンスに恵まれることがあるだろうか…。。。
あ、この新しいエネルギーですからね、願い事は叶いやすい…ほんとにやりたきゃ、そのうちできるでしょう。
ティラキタブログ(http://blog.tirakita.com/?p=5864)より後半部分を転載しますが、オリジナルサイトには、とてもきれいな写真なんかもありますので、興味のある方は是非どうぞ。
暗闇の中で40日間 インドの山奥で本物のヨギの姿を見た
可愛い家の中にいるのかな…と思ったら、ロヒット君はそこにも居ず。更にその裏手にあるコンクリート製の本当に小さな小屋に連れて行かれました。コンクリート製の小屋の中は非常に小さく3畳もない位の大きさで、窓はなく、完全に中は闇のはずです。
お父さんが扉の前でガンターと呼ばれるハンドベルを何回か鳴らしたら、中から彼の声が聞こえました。もちろん扉は締め切ったままです。扉の下にある小さな小窓をちょっと開けて会話しています。その中に彼が居るんだとお父さんが言います。朝晩2回、ご飯を届けに来るのだそうです。
小窓はステンレスの弁当箱がようやっと通るくらいの大きさしかなく、更に、小窓からも光が入らないように暑い布で日除けがしてありました。
「え? ここで瞑想してるの?」
「そうだ。40日間この部屋から出ないんだ」
「ご飯は?」
「朝と晩に一回づつ届けにくるだけだ」
「彼は自分では出てこないの?」
「出てこない。修行中だからな。ヨガと瞑想だけでなく、タブラの練習も行っているんだ」
「暗闇の中で?」
「そうだ。この修業は彼に必要なことなんだ。」
「え……………」
あまりの事に言葉も出ません。
40日間も暗闇の中で?
誰にも会わずに?
40日間も暗闇の小部屋の中で瞑想とタブラの練習の日々を送るってどんな気持ちなのでしょうか。
どういうような精神状態になるのでしょうか。
常人だったらあっという間に気が狂ってしまうことでしょう。
暗闇の中での40日間はきっと、無限とも思える時間に感じられることでしょう。
人が恋しくなったりしないんでしょうか。
一般社会が恋しくなったりしないんでしょうか。
外に出たいと思わないんでしょうか。
想像するだけで「僕にはムリ!」と言う言葉しか思いつきません。
ロヒット君が行っている修行はあまりにもレベルが高すぎて、僕らには全く理解も出来ないものですが、更に凄いのが、それを理解して支えている両親が居るという事。ロヒット君も父親も母親もも、微塵の疑いもなくそれを信じて実行しているのがびっくりです。
日本のどこに、瞑想の修行をする息子を献身的に支える親が居るでしょうか?
きっと「そんなことしてないで働け!」って言う親が大半でしょう。
それか「お前狂ったか。変な宗教にでも入信したか!!」って言うぐらいだと思います。
とは言うものの…このロヒット君の姿を見ていると、日本の姿が正解かと聞かれるとちょっと疑問が出てきます。
物質以上にこころの存在って大切な気がします。
僕達の「こころ」って何だろう?
僕たちはどこからやってきて、どこに行くんだろう?
自分とはどういう存在なんだろう?
そういう疑問は、日本だったら日常の中に消えていってしまい、深くは疑問を持たないものですが、彼らはきっと、その根源的な物を突き詰め、そして人生の中での重要な答えを探しているのでしょう。
進歩を続けるインドとはまた別の、古来から連綿と続く、精神性の高いインドがここにありました。物質だらけ、お金だらけのこの世界において、こういう人たちが存在するという事自体がとても素晴らしいことのような気がします。
最近ので!!と思ったものがありましたので、ご紹介します。ティラキタの店主というか代表のインドパパが、イベントをするので、インドの伝統楽器の奏者ヒロット君に連絡したいのに、音信普通…で、致し方なく彼の家があるヒマラヤの中の小さな村まで訪ねていったら、とんでもない事(^^)が起こっていました。彼の実家にはご両親だけで、彼はそこから離れたところで、瞑想中だと言う…それも既に30日も。。。
ええええええええ!なんて贅沢っ!!
と思ったんですが、暗闇なのと、恐らくシャワーすら浴びられないというのは、ちょっと…。
でも、ちゃんと光が入る場所で体を清潔に保てて、あとは体がおかしくならないように林の散歩でも定期的にできたら、やってみたいです。この人生で、そんな贅沢なチャンスに恵まれることがあるだろうか…。。。
あ、この新しいエネルギーですからね、願い事は叶いやすい…ほんとにやりたきゃ、そのうちできるでしょう。
ティラキタブログ(http://blog.tirakita.com/?p=5864)より後半部分を転載しますが、オリジナルサイトには、とてもきれいな写真なんかもありますので、興味のある方は是非どうぞ。
暗闇の中で40日間 インドの山奥で本物のヨギの姿を見た
可愛い家の中にいるのかな…と思ったら、ロヒット君はそこにも居ず。更にその裏手にあるコンクリート製の本当に小さな小屋に連れて行かれました。コンクリート製の小屋の中は非常に小さく3畳もない位の大きさで、窓はなく、完全に中は闇のはずです。
お父さんが扉の前でガンターと呼ばれるハンドベルを何回か鳴らしたら、中から彼の声が聞こえました。もちろん扉は締め切ったままです。扉の下にある小さな小窓をちょっと開けて会話しています。その中に彼が居るんだとお父さんが言います。朝晩2回、ご飯を届けに来るのだそうです。
小窓はステンレスの弁当箱がようやっと通るくらいの大きさしかなく、更に、小窓からも光が入らないように暑い布で日除けがしてありました。
「え? ここで瞑想してるの?」
「そうだ。40日間この部屋から出ないんだ」
「ご飯は?」
「朝と晩に一回づつ届けにくるだけだ」
「彼は自分では出てこないの?」
「出てこない。修行中だからな。ヨガと瞑想だけでなく、タブラの練習も行っているんだ」
「暗闇の中で?」
「そうだ。この修業は彼に必要なことなんだ。」
「え……………」
あまりの事に言葉も出ません。
40日間も暗闇の中で?
誰にも会わずに?
40日間も暗闇の小部屋の中で瞑想とタブラの練習の日々を送るってどんな気持ちなのでしょうか。
どういうような精神状態になるのでしょうか。
常人だったらあっという間に気が狂ってしまうことでしょう。
暗闇の中での40日間はきっと、無限とも思える時間に感じられることでしょう。
人が恋しくなったりしないんでしょうか。
一般社会が恋しくなったりしないんでしょうか。
外に出たいと思わないんでしょうか。
想像するだけで「僕にはムリ!」と言う言葉しか思いつきません。
ロヒット君が行っている修行はあまりにもレベルが高すぎて、僕らには全く理解も出来ないものですが、更に凄いのが、それを理解して支えている両親が居るという事。ロヒット君も父親も母親もも、微塵の疑いもなくそれを信じて実行しているのがびっくりです。
日本のどこに、瞑想の修行をする息子を献身的に支える親が居るでしょうか?
きっと「そんなことしてないで働け!」って言う親が大半でしょう。
それか「お前狂ったか。変な宗教にでも入信したか!!」って言うぐらいだと思います。
とは言うものの…このロヒット君の姿を見ていると、日本の姿が正解かと聞かれるとちょっと疑問が出てきます。
物質以上にこころの存在って大切な気がします。
僕達の「こころ」って何だろう?
僕たちはどこからやってきて、どこに行くんだろう?
自分とはどういう存在なんだろう?
そういう疑問は、日本だったら日常の中に消えていってしまい、深くは疑問を持たないものですが、彼らはきっと、その根源的な物を突き詰め、そして人生の中での重要な答えを探しているのでしょう。
進歩を続けるインドとはまた別の、古来から連綿と続く、精神性の高いインドがここにありました。物質だらけ、お金だらけのこの世界において、こういう人たちが存在するという事自体がとても素晴らしいことのような気がします。
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