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フツ―で不思議な楽しい毎日 6次元に定着するための/6次元を定着させるための覚え書き

オカメなハート



体温計の肩たたき

昨日の午後、父がシルバーコードを切って帰ってしまいました。

本当に丈夫な体で、山ほどケミカルを使い、私ならとっくにお陀仏みたいな治療を長年続けていましたが、やはり寿命には勝てず、一気に悪化しました。

病室にパソコンは勿論、ルーターまで持ち込んでいて、メールのやり取りも頻繁に出来、亡くなる二日前まで電話でも話せましたが、その時「もう疲れちゃったよ…」と父らしくもないことを言ったので、覚悟を決めました。

東北大震災の夏に、菌が特定できない奇妙な肺炎にかかり(原因はプルトニウムだと思う)、その際、気管切開をして人工呼吸器をつけたら、話せないまま外せないことも十分ありうると医者に告げられ、手術を待つ間、深夜一人で待合室代わりの会議室で泣きました。

その後も何かあるたびに泣いたり、覚悟を決めなおしていたので耐性がついていると思っていたのですが、そうでもなかったな。

この一週間はことのほかきつくて、断頭台の刃がいつ落ちてくるかというプレッシャーにさらされたせいか、こちらも持病の肺MACの症状が出始め、この一日二日で呼吸が止まる可能性があるとお医者から特別な面会の許可をいただきましたが、「絶対来るな、家から出るな!」と毎日のように言われていて、おまけに微熱まで出始め、最後の面会を断念しました。

うちには世話の焼ける鳥がいるので、私が感染して隔離された場合、感染者の自宅から感染している可能性のある鳥を預ける先がありません。

マスクをして完全防備でお世話に通ってあげると、お隣のお友達は言ってくれましたが、ご主人は軽くても高リスクに分類される持病をお持ちだったりして、とても頼めません。

父の場合は普通の肺炎だったし、大病院でもまだ状況は逼迫していない中、お医者さんや看護師さんたちに手厚い看護を受けることができたので、それも今の世界ではとても恵まれたことに違いなく、本当に有難いです。

本来なら、最期に付き添い、あちらからの出迎えによろしくと言って送り出すのが、こういう変な娘の務めと信じていて、そのご奉仕ができないことはとてもこたえました。

意識でだけでも、と時々父にエネルギーを飛ばしていたので、意識状態が落ちていた父に通じた可能性はありますが。。。

かけがえのない家族をいきなりもぎ取られるように失い、お葬式らしいことも一切できない、あるいは遺体の埋葬場所すら探さなければわからないようなことに比べれば、比較にならないほどマシでも、特殊な状況下で同じ悲しみを共有しているわけで、それはそれでとても貴重な気もします。

でも、父の肉体が崩壊しただけで、父の意識は生きていることをはっきり知っているだけでなく、感じられるし、今はデリケートな期間なので遠慮していますが、そのうちコンタクトしてみるつもりです。

マイケル・ローズも前夫人を突然失った際、彼女とクリアーにコンタクトできるにもかかわらず、喪失の痛みから立ち直るのに随分かかったことを読んだ時、不思議な気がしました。

これは幻想だとわかっている筈なのに悲しかったりして、マインドはまたひどく混乱します。

本当に幻想なのにね。。。

今月1日は母の誕生日で、父の入院騒ぎなどで、二人してお彼岸を無視したため、お菓子や果物、お茶やお花を用意して、お祝いのお茶会を催しました。

と言っても、私一人で母に「パパはそろそろそっちに帰るから、ちゃんと迎えに来てあげてよ、ガイドと相談して」などと語りかけながら、食べてただけなんですが。

次の日の明け方、とてもクリアーな夢を見ました。

現実の今の実家は暗くてごちゃごちゃで(うう、あれをどうやって片付けるんだ?)、長居したくないような場所ですが、夢の中では清々として明るく、たくさんの人が玄関先に集まっていました。

両親がいて、二人とも大層ご機嫌でした。

父は白い着物を着て、変容のすみれ色をしたネットでできたようなベストをはおっていました。

ふと正座をして向こうに軽くお辞儀をするようにした左肩を、感じの良い見知らぬ女性が、儀式のように体温計で(^^;)そっと4回叩きました。

私は「これは一種の終油の秘蹟だ」と思い、胸が詰まるような感じで涙を堪えていました。

夢の中では臨終の聖なる儀式だと解釈していましたが、肩たたきですからね、辞職勧告じゃなくて、なんて言えばいい?

その上、体温計って。。。

最後までわかりませんでしたが、おそらく、病院で亡くなるという情報だったのでしょう。4回は4週間かと思ったのですが、し=「死」だったかもしれません。

母はちゃんと私の話を聞いていて、父のガイドと一緒に、大丈夫だから安心するようにと私に情報をくれたのでしょう。見知らぬ女性は、私のガイドたちと一緒で、普通の容姿をしていても、ガイド特有の感じが濃厚でした。

丁寧なお見舞いや、回復を願ってくださった皆さま、本当に有難うございました。父は、よく調整された麻酔で苦しむこともなく、眠るように体を脱いだそうです。

人はいつか、この次元を離れ、故郷に錦を飾って凱旋します。

でも、死別は存在しません。
生き別れと一緒。
でしょ?

悲しみや痛みに執着の苦しみが絡まなければ、それはとても澄んだ詩のようなものです。
感謝と感動と深い悲しみと…それからもっと色々…

家族としての素晴らしく豊かな経験を、この体とともに与えてくれた父に「さようなら!」を言う必要はないので、これからは別の形で「どうぞよろしく!」

この状況下で、たくさん人を集めてお葬式などとんでもないと思うので、高齢者が集まって宴会しても全く問題がなくなる時期を待って、お別れの会を催すつもりです。

と言うわけで、今回は、お葬式前後の狂騒曲で駆けずり回らずには済みますが、肺MACの炎症なんかをいつまでも引きずるのはヤバすぎるので、しばらく養生です。

その後は、オンラインや電話でできる手続きや、父の友人知人縁戚への連絡やお世話になった医療関係者へのお礼、老人ホームでの所持品をどうたらこうたら…数え上げるだけで熱が上がりそうです。

このような事情で、しばらく記事のアップはできそうもありません。

皆さま、どうぞ、できることは何でもして、この期間を乗り切ってください。

不義理だろうが何だろうが、今は自分をしっかり守ることが他の人を守ることにつながります。

少しでも余裕のある方は、この激震を利用して不要なエネルギーをガンガン手放してください。

激しい揺れが収まり、刷新された後の世界で、刷新されたエネルギーをまとって、またお目にかかりましょう!

  1. 楽しいお葬式
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プロフィール

 L

Author: L
メインのキャラクターは、瞑想・哲学・隠遁系と言われているシリウスB。

現実界では、東京大学大学院(人文科学研究科)修了後、都内の大学にて十年間教壇に立った後退職。
縁あって、タイのチェンマイでエネルギーリーディングとセルフヒーリング / エネルギーワークを学び、スピリチュアルカウンセリングを始めて今に至っています。

このブログと違い、日常のおバカなあれこれも呟いています。
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真面目な呟きも始めました。
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その後の予定

1月31日(水)午後1時〜


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著書(著者名 tomoko)

『あなたの「うつ」の本当の理由』
(文芸社 2012.7)
『あなたが愛されない本当の理由』
(文芸社 2013.10)
『あなたの人生がうまくゆかない本当の理由』
(文芸社 2013.10)

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