贈り物
人生、随分変わりましたが、中でも突出しているエリアが人間関係です。
生育歴で思いっきりこけた人なので、人間関係がうまくゆくはずがありません。
きついリジッド防衛型だったので、嫌われることは無くても、本当の自分を偽ることで、人からだけでなく自分自身からも搾取の虐待を受けるようで、ほんと辛い人生でした(--;)
でもね、人生オセロゲームですからね…
えらく時間がかかりましたが、ひっくり返せたようです(^^;)
まず、一番の大きな収穫が、両親との関係です。
破壊的な関係が、フツーに不仲程度に落ち着き、今は理想に近いかもしれません。
親子関係がこうなので、知人友人関係に恵まれるのは当然でも、二年前くらいまでは経験できなかったことで、未だに驚いたり、心底感謝するようです。
とても頼りになる叔母や、例外的に続いている学生時代の友人など、人生からの助っ人のような人にはそれまでも恵まれましたが、安定した良い人間関係に当たり前のように包まれている、というのは、今生では初めてです。
昨日はお友達のカフェ(はい、ヒアシンスハウスです!)に行き、一口食べたら、そのまま一気みたいな有機にんじんケーキをいただき、サングマ茶園のとびっきりのダージリンを楽しんでの帰り際、「これ…」と皺っとした小さな紙袋を渡されました。
見れば、紙袋にはタイ文字が。。。
ものすごく久しぶりの旅行で、先日京都に行っただけでヘロヘロになり、思った以上に体がダメで、当分海外なんてとんでもないわあ、と悟り、それをちょっとお話ししていました。
「そろそろタイが恋しい頃かと、少しですみません」というメッセージ…
カフェを営むお母さんにと、仕事でいらしたお嬢さんが選んだタイ製のお茶を、半分分けてくださったのです。タイ文字の書かれたよれたバッグは、お嬢さんがスーツケースに入れて持ち帰ったものでしたね。
マスカットの香りのする美味しいお茶もさることながら、思いやりの贈り物が心に沁みました。
前回うかがった際も、「あの子は仕事で行ったのに、遊んでいるようなメールで…」という楽しげなお話でしたが、私にまで余禄が回ってくるとは。。。
本当に有難い人生の贈り物でした。
- 何でもなくて天国な日常
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